周りの環境を見る
見学のときには住宅の周りを見よう

候補となる物件が見つかったら見学に行くのが一般的です。そのときについ部屋の中をよく見ようと思ってしまうでしょう。確かに部屋の中を見て広さは十分か、間取りは想定していた通りか、色々なところの寸法は大丈夫かといった点を確認するのも大切です。しかし、忘れてはならないのが周辺環境を確認することです。見学のときには必ず周りを見るようにしましょう。例えば、今はとても明るい部屋だと感じても、時間帯が違うと晴れているのに真っ暗という可能性もあります。隣が大きなビルになっていて、そちらに太陽があると日が入らないということもあるのです。また、建物が林立していて風通しが良くないなどの問題を抱えていることもあります。
細かな点まで目を向けよう
周りを見るときにはできるだけ広く、かつ一つ一つについては細かな点まで見るのが大切です。例えば、窓を開けたときに周囲の目が気にならないか、部屋で静かにしていたときに雑踏の音が嫌にならないかといった点も重要でしょう。廊下や建物の前はきれいになっているか、出入りするのに十分なスペースがあるかといったことも確認しておくと良い点です。また、セキュリティーの観点も考えておくのが賢明でしょう。人目につくような場所なら空き巣などが入りにくい傾向があります。街灯があって明るい環境が整っていると犯罪や事故のリスクも低くなります。このように様々な観点から周囲を見ておくと、住み始めてから失敗したと後悔することがあまりありません。